新規事業のすすめ

5つの競争要因「Five Force」で参入アイディアを考える

業界の構造を分析するのに使われる「Five Force」。
特定の業界を客観的に見た場合に、競合が現れる要因がどこにあるかを分析したり、その業界にいる当事者が競合が現れる危険性を知るために使われる。
この「Five Force」と言うのは下記の5つの競争要因のことを指す。


1.業界内競争者
2.新規参入業者
3.需要者
4.供給者
5.代替品

「業界内競争者」は、現時点で業界でポジショニングやシェアを競い合っている会社になります。
カメラで言うと、キャノン、ニコン、オリンパス、ソニー、リコー、富士フィルム等々になります。
こちらは売場などを眺めれば商品が置いてあることで、確認することができるかと思います。

「新規参入者」は、これから入ってくるだろうと考えられる商品を抱えてくる会社になります。
こちらは現在見えていない商品になりますが、
・既存の業界にいる会社では考えられないこと(生産性や社風、技術等)
・ニッチなところに届けるもの
・新たな技術を使ってくるもの
・顧客に対し、新たな価値観を提示するもの
などがあげられます。
アサヒビールが飲料業界からビール酵母を使って健康食品業界に参入したのもこの1つの例です。

「需要者」は、買い手と言われている消費者になります。
最近では、ハンドメイド市場が拡大しており、ネットで消費者が自身で作った椅子や衣服などを販売する
ようになってきています。
これにより、プロや企業が作ってきた商品を脅かす存在になっています。

「供給者」は、業界の企業に材料やサービスを提供していた製造業や企業になります。
今まで業界の企業に材料を提供していた会社が商品を作って提供をはじめることが増えています。
今までは商品のパッケージとして使われてきた段ボールをおもちゃとして提供したり、椅子など家具にも
できるようになっています。また自分たちで売ることで、利益の確保、既存企業より安価での提供が
できることから取り組む会社が増えています。しかし、今まで直接顧客に売った経験がないことから
売り方がわからないという問題を乗り越えなければなりません。
弊社にはそんな相談が多く来ています。

「代替品」は、業界内の商品に変わる商品になります。
これは最も恐れ無くてはならない競争要因で、業界の構造を変えかねないもしくは消滅する可能性さえある
要因になります。
例えば、デジタルカメラの代替品となるのがスマートフォンになります。
テレビ番組の代替品がYOUTUBEになります。
家庭内では消えかけているのが、FAXではないでしょうか。FAXの代替品はメール。
FAXというよりも、スマートフォンで家庭用電話が消えかけてるかもしれませんね。

この5つの競争要因に自社がどのポジショニングに居て、展開するかになるわけですが
新規事業を考えるのにおさえておきたい重要なポイントは、

1.既存商品の「代替品」となりえるものか。
2.顧客に対し、新たな価値観を提示できるものか。

です。

今ある商品に機能を追加した、シンプルにしたという展開もあるかもしれません。
しかし、それはすぐに他社が真似ができるものです。
真似がしづらいものをする、

それにより、
競合が現れづらい
消費者の新商品=企業イメージが確立、浸透する
それが長く業界にポジショニングを獲得できるポイントになります。

その点をおさえて、新規事業のアイディアを考えていきましょう。

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